契約

夏なので、怖い話なんかできたらいいなと思うのですが、趣味で怖い話を漁る程度の自分には引き出しもなく。
そこでまあ多少なりともオカルト、歴史寄りの話を。

契約といえば皆さんは何を思い浮かべます?
僕はもちろん、悪魔ですね。
悪魔といえば契約ですもん。ワカル。
キリスト教における悪魔の契約書が有名で、羊皮紙などに契約書が書かれているらしいです。キリスト教からすれば大罪も大罪。火刑まっしぐらです。

世の中には悪魔に取り憑かれた事件もあり、キリスト教では公式の悪魔祓い(エクソシスト)もいるわけですから、悪魔は意外と身近にいるのかもしれませんね。
通勤電車の中とか。
冗談はさておき、悪魔との契約とは様々な快楽、悦楽を享受する代わりに心身の健康や死後の魂の自由を奪うなんて話を聞きます。
そういった"不自由"を承知で目先の"快楽"を選ぶほど魅惑的なんですね。
たしかに非課税で5000兆円目の前に出されたら、悪魔に魂を売る気持ちもわかるかもしれません。
皆さんはそう簡単に魂を売らぬようお願いします。

さて、この悪魔の等価交換とも言える性質なんですが、ちょっと違うかもなんですけど、他の神様にも通ずるところがあるんですよね。

日本なんかは橋をかける際に安全祈願などで、人柱なんて風習があったなんて聞きます。アステカ文明も生贄の信仰があったようです。

特にアステカなんかは想像しただけで具合悪くなるような生贄の仕方でした。気分を悪くされる方がいたら申し訳ないので、詳細は言いません。
噂では神への生贄のせいで人口が減り、滅んだとか。ですがそれが彼ら部族の栄誉でもあったわけですね。神と一体になれる儀式なわけですから。

何かを生贄、対価として豊作や安全を祈願する。悪魔との契約に似てますよね。
祈れば救われる、なんていう宗教よりは現実的にも感じます。

そもそも広く知られている悪魔って、キリスト教基準のもののイメージですよね。
もちろんインド仏教などにも悪魔はいますが、悪魔と聞くとサタンなんかが思い浮かぶと思います。
これらはユダヤ教、キリスト教、イスラム教(ユダヤ教、キリスト教はそれぞれ最高神ヤハウェを信仰。イスラム教は前者2つの流れを汲み、アッラーを信仰。)における代表的悪魔です。

そしてキリスト教は現在、宗派の違いはあれど世界で最大数の信者を誇る宗教です。



そんなキリスト教は大規模な宗教的迫害をおこなった歴史があります。

一例では、スペインにおけるコンキスタドール(征服者)達による、土地の支配です。宗教弾圧も受け、インカ帝国、アステカ帝国などは征服されました。

その際他宗教の生贄文化を野蛮とし、その神を"悪魔"としました。
キリスト教における悪魔は、他宗教での神のことも指していたのです。
シュメール文化におけるタンムズや、古代中東で崇拝されていたモレクなどは、宗教的迫害を受けた末に悪魔として扱われるようになった悲しき神々であったのです。

そして生贄を捧げ、願いを聞き入れるという形。神への供物はいつの間にか、悪魔との契約へと姿を変えたわけですね。

なんてつらつら書き綴りましたが、これらは私の一考えなので、こんな考えもあるんだな程度に適当に読んでいただければ幸いです。

悪魔と契約することで力を得る。
時にはそういったことが必要になる時が来るのかもしれません。
例えば…























新ライダーに変身する時とかね!

仮面ライダー生誕50周年!おめでとうございます!
9/6 朝9時からテレビ朝日系列にて放送開始らしいです。
悪魔と契約し、戦う主人公。
しかし悪魔との契約は時に大きな代償を払います。
1人の人間と1人の悪魔のコンビ。彼らに待ち受ける運命は果たしてどんなものなのでしょう。

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