幽霊、霊魂、ゴースト。
古今東西さまざまな名前で、人間は幽霊となり、人を驚かせたり見守ったりします。
みなさん、こんばんは。
皆さんは幽霊を信じますか?
なんて前に別記事でも聞きましたね。
霊感のある友達がいるわけでもなし、霊媒師の知り合いがいるわけでもなし、私自身霊感もないのです。
幽霊って実際どういう風に見えるんでしょう。気になります。
怖い話に出てくる幽霊って、大体生前と同じ姿で出てきます。
目撃した人からは普通の人に見えてるのですが、途中で異常性に気づくことでそれが怪異だと判明する。
なんてパターンが怖い話にはよくあります。
恋愛ドラマの"素直にならないイケメン男子"くらい使い古されたパターンです。
そこでふと、疑問が浮かびます。
人の幽霊 いる。
動物の幽霊 いる。
モノの幽霊 多分いるんじゃない?
なら、「なんで、ネアンデルタール人の幽霊っていないの?」って疑問が当然浮かぶはずです。浮かびますよね?
日本で古いお墓って言うと「古墳」を思い出す人が多いはずです。
教科書で「前方後円墳」という、鍵穴型の大きな古墳を見た人が大半だと思います。
私は2年ほど前、大阪の百舌鳥・古市古墳群が世界遺産になったときに現地に観光に行きました。
"土を盛った大きめの丘"、その周りには沢山の住宅があり、不思議な雰囲気でしたね。
これも現地でしか味わえない景観ですので、なかなか面白いものでした。
余談ですが、お昼はJR百舌鳥駅近くの「お食事処 花茶碗」さんで古墳カレーを食べました。
美味しかったですよ。かぼちゃが冷たかったですけど。
話が逸れてしまいました。
古墳は日本で3世紀半から400年ほど作られた、豪族のお墓です。
3世紀というと、中国は三国時代。地中海ではカラカラ帝がアントニヌス勅令を出している頃です。
お墓を作る、という行為は「死者を弔う」と同時に「亡くなった霊魂を鎮める」という意味も兼ねています。
しかし、庶民がどのように埋葬されていたか不明です。
それどころか、奈良時代の頃の庶民は遺体は河原等に打ち捨てられていた可能性が高いようです。
疫病が減らないわけだ。
しかしここまでは「お墓」の話。
「埋葬」という広い目で見ると、約4万年前のネアンデルタール人にまで遡ることができるのです。
ネアンデルタール人が幽霊を見たかどうかは定かではありませんが、死者の心を安らかにするという習慣があったことが垣間見えます。
ここで最初の疑問に戻りたいと思います。
「何故ネアンデルタール人の幽霊はいないの?」
日本における幽霊の祟りなどといえば、平安時代の菅原道真公が死後、怨霊と化し自らを陥れた貴族らに報復したと言います。
古代ローマでも、害をなす幽霊をレムレースと呼んで嫌っていました。
幽霊が見えない私は思うわけです。
「こんなに古くから幽霊がいるなら、もっといてもおかしくないのでは?」
というか、今頃現世は死者で溢れかえってないですか?
ゾンビに支配されるより先に、世界は幽霊によって支配されていたのかもしれません。見えないけど。
そして見えないことをいいことに、私はさらに勝手なことを言うわけです。
「幽霊にも期限があるんじゃね?」
そう、見える期限です。
霊感のある人の見え方が分からないので、なんとも断言できないのですが、"100年前の幽霊が果たして見えるのか"ということです。
落武者の幽霊、古城の女…たしかに古い幽霊の存在も聞きます。
が、それはその土地、場所に縛られた幽霊です。所謂地縛霊。あるいは幽霊と思しき現象です。
では、ありふれた踏切や交差点にはいないのでしょうか?
古今東西、数多の怖い話がありますが、霊能力者が「明らかにアレは幽霊。刀持ってる」
って話を聞いたことがないです。
もし見えてたらごめんなさい。認識を改めさせていただきます。
幽霊っていつまでいるんでしょう。
「母が見守ってくれているの」なんて言う人もいます。
「俺はアイツに呪われている」なんて言う人もいます。
それは大抵が思い込みや勘違いです。
結果それはプラスの効果にも、マイナスの効果にも働きます。
生きている私たちが認識しなければ、死者はそこにいないのかもしれません。
宗教にもよりますが、霊魂にも色々な行き先があります。
輪廻転生を繰り返す者。責苦を負う者。聖戦に向け力を蓄える者。
幽霊はどこへも行けず、現世に止まり続ける。
現世こそ行き先のない、地獄なのかもしれません。
彼らが真に救われんことを。
コマの書き散らし
好きなことを書いていく 特撮/オカルト
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