特撮というジャンルのドラマ、映画。
海外では『キング・コング』や『スターウォーズ』シリーズ。
日本では『ゴジラ』や『ガメラ』シリーズが有名な特撮映画です。
日本では円谷英二が『ウルトラマン』シリーズを作ったことから、有名なドラマジャンルの一つになりました。
「地獄からの使者!スパイダーマッ!」で有名な東映版スパイダーマンも、特撮ドラマです。
現在はCG技術の進歩により、よりリアルで更に迫力のある作品が作れるようになりました。
昔は「怪獣映画は子供向け」なんて扱いだったのに、みんな『シン・ゴジラ』見て絶賛するんだから、いい方向に世の中変わりましたね。
多くの方には特撮=子ども向け、みたいなイメージが今もあるんじゃないかなって思います。
身近な特撮ジャンルと言えば、多くの人が『仮面ライダー』や『スーパー戦隊』シリーズが思い浮かぶんじゃないでしょうか。
まさに子ども向け特撮ジャンルの代表ですね。
ちなみに私は子ども向け特撮大好きです。
そこで特撮ドラマの魅力を今回は語りたいと思います。
ちなみにストーリーについては触れません。
ストーリーについて触れると、作品によって落差が激しいためでもあります。
やはり特撮ドラマを見る上で1番に欠かせないのは、「技術」所謂「魅せ方」ですね。
ここでは『ウルトラマン』を例に挙げて紹介します。
ウルトラマンでは、人より遥かに巨大な怪獣が町を破壊するシーンがあります。
この建物のミニチュア、すごく良くできてます。
画像は最新作、「ウルトラマントリガー」の一場面です。
室外機や看板など、よく拡大しなければわからないような細かいところまで、ミニチュアでは再現されています。
このシーンでは、怪獣出現のニュースが映るテレビのある部屋があります。
遠近法もあり、臨場感のある場面が出来上がっています。
リアルなミニチュアのおかげで、ウルトラマンの巨大な姿をイメージしやすいですね。
こちらは「ウルトラマンゼット」次回予告でのシーン。
本編でも兵器の試作実験をされた島として登場しました。
この島の周りの海、寒天でできています。
なんとこの海のセットを作ったのは15年ぶりだとか。
波の効果音さえつけてしまえば、空撮した本物の島に限りなく近く映ります。
こういったミニセットを巨大に見せる手法を、ウルトラマンシリーズでは多く見ることができます。
続いて紹介したいのは、演じる役者さんたちです。
仮面ライダー、スーパー戦隊というニチアサ枠は一年通した4クールでの放送になります。
こんなに長いスパンで放送されるドラマは、日本ではあまり見られません。
また、新人の俳優、女優を起用することが多いです。
ここではその演者さんたちの成長を楽しむことができます。
最近ではドラマや舞台でよく見かける佐藤健や竹内涼真、菅田将暉。千葉雄大、山田裕貴などの俳優。
現在は声優M・A・Oとして活躍する、市道真央、高梨臨などの女優も忘れてはいけません。
彼ら彼女らの初々しい姿を1話で見て、全編通して最終話で見比べる。
そういった楽しみ方もできます。
特撮が子ども向け、と敬遠しがちな人でも、自分の推しの初々しい演技を見ることができる機会なので、是非見ていただきたいなと思います。
反面ウルトラマンシリーズは、近年は2クール新作、2クールは旧作の再編集放送という短いスパンで放送されています。
こちらは石黒英雄、濱田正臣などの俳優経験のある人物の起用も多いので、没入感のあるドラマパートを楽しめます。
これは特撮ドラマだからこそ楽しめる方法で、特撮映画の場合は逆に人間ドラマを多くすると批判されることがあるようです。
「GODZILLA vs KONG」では、試写会での評価を受けて、人間ドラマを削って公開ver.を作ったとか。
今回は特撮のストーリーではなく、違った楽しみ方を見てもらいたくて紹介しました。
もちろんストーリーも楽しいものばかりです。
しかし、子ども向け特撮ストーリーに大人が文句を言ってしまうのは違うと思います。
たしかに大人目線でも、ストーリーを楽しんでもらいたい気持ちもあります。
むしろ子どもの頃に見た作品は、もう一度見てもらいたいです。
でも、私が1番言いたいのは、特撮を見る時は子ども心を忘れずに、ただ楽しむ気持ちも持ってもらいたいと思います。
是非食わず嫌いにならず、色んな人に特撮を見ていただけたらな、と思います。
コマの書き散らし
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