11/14の放送で、カゲロウ編が終わり、いよいよ盛り上がりが顕著になってきた、仮面ライダーリバイス。
今回は14日に初登場した仮面ライダーライブではなく、3号枠の仮面ライダーデモンズひいては門田ヒロミについて書きます。
ややネタバレありです。
今作では現在
五十嵐一輝&バイス/仮面ライダーリバイ&バイス
五十嵐大二(カゲロウ)/仮面ライダーライブ(仮面ライダーエビル)
門田ヒロミ/仮面ライダーデモンズ
という3人(5人?)の仮面ライダーが登場します。
3人目の門田ヒロミとは、作中に登場する政府特務機関フェニックスに所属する青年であり、ヴィラン組織であるデッドマンズの撲滅を目指しています。
1話の構図を見ると、
なし崩しでライダーになってしまった男、五十嵐一輝。
ライダーになるチャンスがあったものの、怖気付いてしまった男、五十嵐大二。
ライダーになろうとするも、なれなかった男、門田ヒロミ。
となります。
このときは、持ち前の正義感からリバイスドライバーを使って仮面ライダーに変身しようとしたのですが、あえなく失敗。
どころか悪魔獣を生み出し、敵を増やす失態を晒します。
誰が呼んだか「変身失敗おじさん」。まだ若いのに…。
この後失敗します。
続く2話では前述の件から司令官から分隊長への降格という目に遭い、5話では裏切り者ではないかと疑われるなど、やることなすことが空回りしたりする不憫な人物です。
当初は一般人の一輝がリバイに変身することに反対していましたが、自らの失態などを理由に上司にバッサリ切り捨てられます。
しかし、それから腐ったりせずに分隊長として生身でデッドマンズと戦う。一般人を逃す。など、ヒーローとしての素質は備えています。
問題は1話で失敗するように、"悪魔を飼い慣らす"ことができないこと。つまりライダーの器じゃないということです。
そんな彼でしたがなんと!
第7話にて、晴れて仮面ライダーに変身。「変身成功おじさん」と今度は呼ばれるように。
そんな門田ヒロミの魅力は、その凛々しさ…の中にある優しさ、思いやりです。
ライダーに初変身したシーンはすごいかっこいいし、その時点で主人公を圧倒する強さであった仮面ライダーエビルと互角に戦えるほどの実力もあります。
でも、門田ヒロミというキャラクターに焦点を当てると、同じ分隊長であり後輩でもある五十嵐大二のことを心配する描写。
脳内での悔し泣きなど表面の堅物イメージからは、決して読み解けないキャラクター像が魅力です。
最新エピソードでは、五十嵐大二がカゲロウという大二の悪魔に体を乗っ取られてしまいます。
大二を止める=最悪の場合殺す、という決断をフェニックスから一輝は迫られるのですが、ヒロミは「お前にそれができるのか」と厳しく言い放ちます。
最終的には大二が体の主導権を取り戻し、仮面ライダーライブへの変身を成功したのですが、その時のヒロミの笑顔が私は好きです。
彼もフェニックスという組織に所属している以上、組織の正義に従う行動を起こしていましたが、心の中では大二を信じていたに違いありません。
前述の脳内の悔し泣きは、大二を諦めたくない気持ちの現れだったのかもしれません。
同時に彼の変身する仮面ライダーデモンズは、変身音声がdeal…(契約)「decide up!」(完了)。Deep.『深く』Drop.『落ちる』Danger.『危機』 など、何かを代償に変身しているかのような不穏要素が見えます。
何故1話で変身できなかった彼がデモンズドライバーでは変身できたのか。
デモンズの"ズ"は何を表しているのか。
また彼自身、普通の人間であればギフジュニア(デッドマンズの戦闘要員)を生み出すのがほとんどの中、レックスデッドマンを生み出せるほどの闇を抱えていることも描写では明らかです。
特撮界隈では、近年の仮面ライダー作品ではクリスマス近くになると主要人物が命を落とす展開が続いており、門田ヒロミもそのことを心配されています。
本来であれば1話で変身失敗し、そのまま命を落とすはずだった門田ヒロミ。
演者の小松準弥さんの熱演から、ライダーに変身するまでの大出世を遂げました。
出来ることなら五十嵐兄弟と最後まで戦い抜いて欲しいですが、果たして彼の運命やいかに…。
コマの書き散らし
好きなことを書いていく 特撮/オカルト
0コメント