門田ヒロミとデモンズシステム(仮面ライダーリバイス考察　1／23追記)

仮面ライダーデモンズとして活躍しながらも、デモンズシステムの副作用(？)に苦しみつつ、なんとかかんとか年を越せた門田ヒロミさん。

心優しく、正義感も強く、けれどなんだか空回り。そんな彼を苦しめるデモンズシステムの副作用ついて考察したいと思います。

まず大前提として作中に登場するライダーシステムは全てジョージ・狩崎の発明です。

彼はリバイスドライバー、ツーサイドライバー、リベラドライバー、デモンズドライバーの全てを開発しており、まさに天才とも言える人物です。

ライダーシステムといっても、内容はバラバラ。リバイスドライバーは悪魔の実体化によるバディ戦闘。ツーサイドライバーは内にある悪魔のマイナスエネルギー(及びそれによるプラスエネルギー)を力にするもの。リベラドライバーは悪魔を武器に変えて使役しているように見えます。

では、デモンズドライバーは？

デモンズドライバーだけは、悪魔との関係が全く不明の変身システムなのです。

以下、私の疑問を考察していきます。

これは無いと思います。何故なら、一輝がバリッドレックスバイスタンプを初めて使用した際、「悪魔の力を用いないゲノム」として当初開発しようとしたセリフがあるためです。

もしデモンズドライバーが悪魔の力を使わないのだとしたら、この試み自体はすでに成功しているはずであり、発言に矛盾が生じます。

これは18話ではヒロミの身体年齢が80歳代ということが(さらっと)明かされたので、可能性としてあり得ます。しかし個人的にはないと思います。

狩崎という人物はマッドサイエンティストの側面もあり、秘密主義的なところもありますが、劇中の様子の限りは正義の人です。

過去のライダー作品では、開発者が黒幕だったり元凶だったりしたこともありました。

しかし狩崎は極度の仮面ライダーオタクであり、デッドマンズの撲滅や新システムに使用者の最低限の身の安全を図るなどの様子が見えます。

これは過去作の開発者には見られなかった描写でもあり、そういった狩崎が作ったからこそ、デモンズシステム自体に使用者へ直接死亡させるような副作用は付与しないのではないでしょうか。

仮面ライダージャンヌを除く3人のライダーは、狩崎自身が選定した人物がベルトを与えられています。

開発者の狩崎が自ら選んでいるということは、一輝、大二に対しての期待だけでなく、うまくシステムを使いこなせるという確信があってベルトを渡している可能性が高いです。

ということは、デモンズシステムは門田ヒロミが使いこなせるという確信があったから、渡した。

さらにデモンズドライバーはヒロミのために、ツーサイドライバーは大二のために開発していたからこそ、デモンズドライバーを大二に渡さなかった。

デモンズシステムはヒロミが使いこなせることが前提のため、さほど心配していない。

などと、劇中描写からは考えられないでしょうか。

なので個人的には克服できると思います。

これは予想なのですが、デモンズシステム自体はギフの力を何かしらの方法で使っている可能性です。

オルテカは「世界は俺のもの」と発言しています。要は世界征服の野心を抱えており、そのためにギフの復活を狙っている様子です。

デモンズシステムがギフの力の一端を使っているのであれば、デモンズ撃破はオルテカがギフの力を取り込むチャンスになります。

この場合、デモンズドライバーは文字通り「悪魔たちのベルト」という意味になります。

長々と読んでいただきありがとうございました。

まとめると、「デモンズシステムはギフの力を使っている。そのため激しい負荷がかかるが、ヒロミならきっと乗り越えてくれる」。

ということでした。ヒロミさん頑張れ。

特撮好き界隈では、何かとクリスマスの悲劇が挙げられます。

これはクリスマスに近い回に、メインキャストが死亡などで退場してしまうパターンが非常に多いためです。

しかし、クリスマスを明けても、メインキャストが退場した回が多々あることを忘れてはいけません。

どうかヒロミさんが残り20話ほど、物語を最後まで駆け抜けられるよう祈りながら今回は締めさせていただきたいと思います。

追記　1／23の放送で「本来デモンズドライバーは、ヒロミが使用することを想定していなかったこと」「ベルト自身が自我を持ち、ヒロミの命を喰らうと発言したこと」が明らかになりました。考察外れです。

また、フェニックス長官もデモンズドライバーに何かしら一枚噛んでいる様子です。

狩崎は自らの選定者でなければ、期待しない＝心配しない。ということなのでしょうか…。

そして、新たな謎。「デモンズドライバーの本来の使用者は誰なのか」。まさかオルテカで、デッドマンズ＝悪魔たち＝デモンズ、という意味…？