マスターデュエルで8年ぶりに遊戯王に復帰した件

巷で話題の遊戯王マスターデュエル。
KONAMI公式の遊戯王アプリで、同じくKONAMI公式遊戯王アプリであるデュエルリンクスとは違い、多少の差異はあれどOCG準拠のルールとカードプールで遊戯王を遊ぶことができます。

従来のアプリやPSPソフトとは違い、STEAMやPSなどでも遊ぶことができます。

最大の特徴は、今まで「カードゲームができるギャルゲー」と言われたタッグフォースなどのシリーズとは違って、キャラクターが一切出てこないことです。
この手にありがちなキャラクターゲームではなく、「遊戯王OCG」を遊ぶ!という方向けのゲームとなっています。
現役のOCGプレイヤーや、私のように懐かしいなぁ〜ってなったりした人が始めたり、原作ファンの方がちょっとやってみるか〜みたいな感じで始めているようです(そして環境デッキに蹂躙される)。


クリフォートペンデュラム環境で現役遊戯王引退していた私も、「お、遊戯王懐かしいな。久しぶりにやってみるか」と復帰してみました。
まずはフィールドの確認です。8年もやってなければ何かしらの変化があるかもしれません。どれどれ。

なんかモンスター枠が増えてる!

ペンデュラムゾーンがなくなってる!

早速驚きました。
ペンデュラムは「まぁ暴れすぎたから魔法罠に一括りにされたんだな」。って理解したんですが、なんだモンスターゾーンの上の枠。
よーく見たら、エクストラモンスターゾーンとあります。
なるほど、ここはシンクロモンスターを置くところなのか。と、経験者の私はすぐに理解できました(実際にはエクストラデッキのモンスターならなんでも置ける)。

経験値からすぐさまフィールドの違いを理解した私。

組むデッキはジャンド。私の青春のデッキです。
「早速組むか」と、デッキを組むためにカードを調べます。
ジャンドというのはジャンクドッペルの略です。更に言えば召喚時に、墓地からレベル2以下のモンスターを特殊召喚できるチューナーモンスター、ジャンク・シンクロン。
そして墓地からモンスターを特殊召喚した時に、手札から自身を特殊召喚できるドッペル・ウォリアー。
この2枚を中心に展開をしていくデッキになります。
デッキの都合上、エクストラデッキのモンスターはシンクロモンスター一色になる場合が多く、1ターンに何度もシンクロ召喚をすることになります。
今のシンクロって何があるんだろうな〜。と思ったら、今のシンクロってリンクモンスターが入るんですね。
リンクモンスターとは、定められた自分フィールドのモンスターを墓地に送ることでエクストラデッキから特殊召喚ができる濃い青色のカードです。
例えばこのデコード・トーカー・エクステンドの場合、効果モンスターを2枚墓地に送ることでエクストラデッキから特殊召喚ができます。

弱ったな。おじさん、リンクっての知らないや。
と、弱気になった私ですが、特殊召喚自体は割と簡単だったのですんなり受け入れられました。経験値の差ですね。
なお、相互リンクとリンクモンスター経由のリンク召喚について学ぶのはまた後の話。要は矢印の先にしか置けないよって話なんですけど。

そこで「へー、今のジャンドってリンク入るんだ〜」まではよかったんですが、いざ調べたらびっくり。

デッキの半分ほどが知らないカードでした。

いや、効果読めば理解できるんですけどね。
辞めてる間に強化されてたって意味でもあるし、嬉しい限りですよ。
これで新規がないカテゴリだったら、環境ついていけてないだろうし(今でも環境についていけてるわけではない)。
そんなこんなでデッキを組みました。
マスターデュエル、最初の方はジュエルたくさん配ってくれるので、相当高価なデッキじゃなければ、無課金で好きなデッキ一個はきちんと組める親切設計です。

久しぶりに遊戯王やると、やっぱり楽しいですね。
当時は友達とやってたので、相手のデッキを知り尽くしての対戦が多かったですが、こういうアプリゲームだと相手が知らないデッキを使ってきたり、珍しいコンボを使ってきたり。こちらのコンボが決まった時は、すごく気持ちいいですし。


マスターデュエル始めて2週間ほどですが、個人的にこのゲームのいいところ。悪いところ。あげていきたいと思います。


いい点

  • 遊戯王OCGをしっかり楽しめる
これは従来の遊戯王ゲームでもそうでしたが、家庭用ゲームということもあり、当時の最新弾までしか収録されていませんでした。
今作品は逆に最新弾のカードが収録されていない、または権利の都合上収録されていない部分があります。
しかし、アプリという都合上、恐らく今後のアップデートで少しずつカードが追加されていくと思われます。
最新弾まで即座に追加してしまうと、遊戯王OCG自体が廃れてしまう可能性もあるので、多少遅くなるとは思いますが、実際のカードプールで好きなデッキを組んで対人戦ができるのは大きな利点でしょう。

  • 自分の好きなカードが入手できる
何千種類もある遊戯王カード。その中には現在では入手困難なカードも多々あります。
前述した通り、全てのカードが実装されているわけではないですが、店頭に並んだパックの箱買いやケースに飾ってある1枚3000円〜5000円もするカードを集めるより、安上がりでデッキを組むことができる例もあります(逆にリアルで組んだ方が安いデッキもある)。
ゲーム内ではカードを生成できる機能があるので、自分の好きなカードを即座に作れます。
アイドルカードを作って眺めたりできますね!

悪い点

  • 初心者に厳しい
遊戯王OCG経験者は即座にルールがわかり、自分の組みたいデッキがすぐに決められます。
が、初心者はそうもいきません。
遊び方を理解したとして、こんなに多くのカードから自分の「やりたい」を見つけるのは至難の業です。
お金に余裕のある方ならまだしも、無課金で遊びたいエンジョイ勢にはなかなか厳しいのではないでしょうか。
また、これは対人戦にはどの話でもあるのですが、経験者に初心者が蹂躙されてしまうのも辛い点です。

  • ストーリーモードのレンタルデッキが難しい
ストーリーモードでは満足なデッキを持っていなくても、ゲーム側がデッキを貸してくれます。が、これが経験者にも難しい。
このレンタルデッキなのですが、カテゴリが2種類混ぜられたり、思ったようなコンボが使えなかったりと使いこなすのが難しいです。
さらにCPUのデッキがブン回りした時は、なすすべもなくワンキルされたりします。
よってレンタルデッキを使う時はCPUの事故を祈りつつ、自分の手札が上振れすることを祈るパターンが多いです。
何だこの運ゲー。

  • フリー対戦がない
現在のモードが、遊戯王世界の設定を見ながらソロで遊べるストーリーモードと、対人戦はランクマッチ。友達と遊べるフレンドマッチしかありません。
よって対人しようとすると、自然とランクマッチ=環境デッキと戦わされるハメになります。
エンジョイ勢やデッキを組んだばかりで対人での回し方を考えたい人は、自分のランク次第では一方的にボコボコにされる可能性があります。
個人的には、ネタデッキでも対人できる環境を整えてもらいたいというのが希望です。



長々と記事を読んでいただきありがとうございました。
遊戯王OCGは複雑に見えて実際やってみると複雑なルールです。
でも楽しいゲームでもあります。
ゲームだと親切に処理順や、「ここでこの効果を使いますか?」と聞いてくれるので、そういった点はすごく親切だと思います。
ぜひ皆さんも遊戯王マスターデュエルを遊んでみてください。

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