遊戯王マスターデュエルから遊戯王に興味を持ってくれた方に向けて、今回から遊戯王の召喚方法と主なデッキついての記事を書きたいと思います。
周りで始めたよ〜って人がいたら、勧めてもらえるような記事にするように頑張ります。
まず1回目遊戯王の基本戦術
アドバンス召喚
についてです。
遊戯王のモンスターは特殊な条件じゃない限り、星の数によって通常召喚の仕様が変わってきます。
星1〜4はリリースなしの通常召喚。
星5と6は1体のモンスターをリリースしてアドバンス召喚。
星7以上は2体をリリースすることでアドバンス召喚ができます。
ちなみに、カード効果によって行われる特殊召喚、または条件による召喚である、儀式、融合、シンクロ、エクシーズ、リンクは1ターンに何度でも行えます。ペンデュラム召喚は特殊召喚ですが、1ターンに1度のみです。
アドバンス召喚は昔の言い方で言うと生贄召喚です。
そして通常召喚は1ターンに1度しか行えず、アドバンス召喚が上級モンスターにおける通常召喚となっています。
これが遊戯王における基本的な召喚ルールです。
アニメでも城之内が場のモンスター1体を生贄にして"人造人間サイコ・ショッカー"を召喚したり、闇遊戯が場のモンスターを2体生贄にして"ブラック・マジシャン"を召喚していました。
初期こそステータスの設定は適当ですが、「場のモンスターをリリースする」という明確なコストを要求する分、攻撃力が高いモンスターや強力な効果を持つモンスターが多いです。
単純なモンスターの殴り合い、という一点だけで見ればアドバンス召喚を行い、上級モンスターを召喚することはかなり重要視されるでしょう。
では早速アドバンス召喚を〜と思ったところで、実際にマスターデュエルをプレイした方にはわかると思いますが「そもそもリリース素材が次のターンまで残っていない」場面が多いと思います。
これは遊戯王のインフレに伴い、下級モンスターの高攻撃力化、上級モンスターの豊富な特殊召喚方法によって、場に出したモンスターが即座に戦闘及び効果によって破壊されてしまうことが多いからです。
実際にアドバンス召喚というのは、「フィールドのモンスターを必ずコストにしなければならない」。という都合上コスパが悪く、原作で青眼の白龍使いのイメージが根強い海馬も、青眼の白龍を2体のモンスターをリリースしてアドバンス召喚した場面の方が少ないほどです。
海馬の場合は、光属性モンスターのリリース素材になる場合に2体分として扱える"カイザー・シーホース"や、手札のモンスターのレベルを2つ下げられる魔法カード、"コストダウン"などでサポートしつつ召喚に繋げています。
ほとんど見なくなったアドバンス召喚。
しかし戦術として多用するデッキはあります。
それが【帝】です。
〇〇帝と呼ばれるカード群のことを言い、一部の例外を除いて、それぞれがアドバンス召喚をすることで固有の効果を発動することができます。
星5、6の上級帝と星8の最上級帝があり、戦術としてはリリース素材を特殊召喚して、自身をアドバンス召喚をしつつ、相手の場を牽制する【帝コントロール】が有名です。
王道かつ召喚の基礎を学べるので、初心者向けとも言えます。
以下、私が無い知恵絞って考えた、【格安帝】デッキを紹介したいと思います。
下級14枚、上級6枚、最上級6枚、魔法・罠は除去カードやアドバンス召喚サポートカードです。
下級モンスターを特殊召喚しつつ、上級、最上級帝のアドバンス召喚に繋げるデッキです。
帝に優劣はないのですが、今回はメビウス、ライザー、ガイウスを上級に。
最上級はR以下のグランマーグ、メビウス、テスタロスを採用しています。
SR以上のカードはストーリーモードクリアによる配布入手が可能です。
上級3帝を選んだ理由は、メビウスによる魔法・罠破壊、ライザーによるバウンス、ガイウスによる除去のためです。
メビウスはアドバンス召喚した際、フィールドの魔法・罠を2枚まで破壊できます。これにより、1枚で2枚のボードアドバンテージを稼ぐことが可能です。
ライザー、ガイウスはそれぞれアドバンス召喚した際に、フィールドのカード1枚を持ち主のデッキの一番上に戻す効果、フィールドのカード1枚を除外する効果があります。
破壊耐性を持つことが多い遊戯王の中でも、バウンスと除外に対しての耐性を持つカードは少ないため採用しました。
ライザーの場合は相手のカードをデッキに置くことで、擬似的なドローロックが可能です。
続いて帝王のカード3種ですが、レア度が低いから適当に入れたわけでもありません。
まず、グランマーグはアドバンス召喚した際、フィールドにセットされたカードを2枚まで選択して破壊ができます。
これは前述のメビウスと似て非なる効果で、セットされたカードとは裏側守備表示モンスターも含みます。
そして地属性下級モンスターのランドローブの効果は、相手フィールドのモンスター1体を裏側守備表示にして特殊召喚ができます。
ランドローブとグランマーグを組み合わせることで、狙ったモンスターの除去が可能となります。
最上級メビウスの場合はメビウスの効果の強化版で、破壊可能魔法・罠が3枚までに増えました。ボードアドバンテージだけを見ると、上級メビウスと一見差異はないように思えます。
しかし、水属性モンスターをリリース素材にした場合このカードの破壊効果に相手は効果を発動出来なくなります。
フリーチェーンの罠や、召喚自体をトリガーにされる罠等には弱いですが、メビウスと同じくボードアドバンテージを意識したカードです。
テスタロスはアドバンス召喚した時、相手の手札を見て一枚捨てることができます。
これにより相手の手札を事前に知る、情報アドバンテージを得られます。
状況にもよりますが、相手の手札誘発や厄介な魔法カード等を捨てることで優位に立つことも可能です。
下級モンスターの採用ですが、それぞれ特殊召喚できる効果を持っていて、通常召喚権をアドバンス召喚に回せるようになっています。
イデアを通常召喚してからエイドスをリクルートすることで、エイドスの効果でもう一度通常召喚ができるようになり、最上級帝の召喚をすることも可能です。
ベルリネスはランドローブと違い、相手の状況に左右されず、手札のカードを一枚捨てることで特殊召喚できるため採用しています。
この手のデッキによくある、上級モンスターばかりの手札事故解消にも役立つはずです。
また、ベルリネスで捨てたカードが帝だった場合、ルキウスで除外することで召喚権を使わないで場にリリース用のモンスターを2体並べることもできます。
魔法・罠は進撃の帝王、帝王の溶撃を必須に考えています。
進撃の帝王は、自分フィールドのアドバンス召喚されたモンスターは効果の対象にならず、破壊されないというもの。戦闘による破壊は受けてしまうことに注意です。
帝王の溶撃は永続罠で、アドバンス召喚したモンスター以外のフィールドのモンスター効果を無効にできます。自分フィールドのモンスターも含むこと、自分フィールドにアドバンス召喚されたモンスターがいないと自壊してしまうことに注意です。
以上ができる限りコストを抑えた帝デッキになりますが、さらに帝を強化したい場合のカードを紹介したいと思います。
まず光と闇の最上級帝のアイテールとエレボスです。
他の最上級帝と違い、固有効果にリリース元の属性を指定していません。
さらにそれぞれリクルートやサルベージ効果を兼ね備えているため、後続の帝を切らさない戦い方ができます。
エレボスはアンデット族なので、アンデットモンスターしかアドバンス召喚ができなくなるフィールド魔法、アンデット・ワールドの状況下でもアドバンス召喚ができるのも強みです。
次に帝王魔法カードを紹介します。
汎神の帝王と帝王の列旋です。
汎神の帝王は手札の帝王魔法・罠をコストにする強力なドローソースであり、さらに墓地に行っても除外することで更に帝王魔法・罠を呼び込めるなど八面六臂の活躍を見せてくれます。
烈旋は相手のモンスターをリリースコストにしてしまうカードであり、これが通れば厄介な破壊耐性を持つモンスターをリリース処理という形で墓地に送ることができます。
続いて、帝以外の相性のいいカードを紹介します。
まずはモンスター。虚無魔人。
自身はアドバンス召喚しかできない代わりに、フィールドにいる限りあらゆる特殊召喚を封じます。
アドバンス召喚主体のこのデッキとは相性がいいですが、自身も下級モンスターの特殊召喚から帝のアドバンス召喚といった戦術が使えなくなるので注意です。
こちらはエクストラデッキのカードを裏側のまま除外することでドローすることができる強欲で金満な壺。帝はデッキの特性上、エクストラデッキを必要としないパターンがあり、エクストラデッキの除外は実質ノーコストに近いです。
カードを持っていないうちは、このカードのためだけにエクストラデッキを採用するというのも手です。
カードが集まってきたらランク6やランク8のエクシーズモンスターを入れておいて、状況に応じて使い分けられるようにするのもいいと思います。
相手の場をコントロールするという点では、カイザーコロシアムも有用です。
自分フィールドのモンスターを1体にするように調整することで、フィールドに2体以上のモンスターがいることが前提になるシンクロ召喚、エクシーズ召喚をほぼ封殺することができます。
難点は帝と名のついたカードではないので、サーチ手段が乏しいことです。
自分フィールドにアドバンス、儀式、融合召喚されたモンスターがいる時使用できるグリザイユの牢獄。シンクロ、エクシーズメタという狭い範囲ですが、現在でもこの二つの召喚方法は多く使われているため、腐りにくい妨害カードです。
こちらはリンク召喚が登場したせいで完全な妨害こそできなくなったものの、それ以外の特殊召喚を封じる罠カード。儀式魔法、融合魔法にチェーンして打つ。同じレベルのモンスター、またはチューナーとチューナー以外のモンスターが並んだ時点で打つ。と言った使い方で相手を牽制できます。
また、墓地からの特殊召喚も適応範囲内なので、相手が死者蘇生で墓地のシンクロモンスターを召喚しようとしたら、それを妨害するといった使い方もできます。
以上となります。
初心者の皆さんのデッキ構築の参考になれれば幸いです。
今後もそれぞれの召喚方法と、それに即したデッキを考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
長々とお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
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